2012年01月18日

ついに判明した地球上の生物種数(数学的アプローチによる研究)

数学的アプローチで検討された結果、地球に生息・生育する動植物の種数が分かったらしい。これまで予測されてきた諸説に対して、かなり正確な予測であるとのこと。

今回明らかにした生物種は870万種
現在までに発見され分類された生物種数は約125万種であるから、残り700万種以上が未発見の状態だ。

ちなみに、これまでの生物種数の予測は300万種〜1億種と幅がある。個人的には、オーウィンが主張した昆虫だけで3000万種というのが妙に印象に残っている。


考えてみれば、人類未踏の地もあり、熱帯雨林では種多様性がハンパないほど凄まじい。微生物や昆虫は途方もない数になるから、125万種を分類しただけでも結構すごいことだろう。

まあ、最近でも、発見しやすい中型・小型哺乳類で新種が見つかったりしているから、「新種発見の旅」に終わりは見えない。
今後も分類学者の役割の重要性が増すだろうね。

それにしても、今回の研究結果のまとめ的な部分がすごい。
陸の生物の約86%、海の生物の約91%が、まだ見つかっていない計算だという。

先は長い。


posted by エコる at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生物多様性保全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月26日

フォレスト・パートナーシップ・プラットフォームがイイ!!

環境省の新たな情報サイト「フォレスト パートナーシップ プラットフォーム」が7月25日に公開された。

海外で活動するNGO/NPOと環境保全、特に、森林保全に取り組みたい企業との連携を進めることによって、世界の森林保全活動を推進することを目的としたサイト。

一言で書くと、「企業とNGO/NPOの協働による世界の森林保全活動情報サイト」

事例データベースもある。公開直後なので事例集は少ないが、今後増加が期待される。
今後注目していきたいサイトです。

公式サイト:フォレスト パートナーシップ プラットフォーム
posted by エコる at 11:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 森林破壊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月24日

象牙の重さを調べてみた。密猟対策キャンペーン@ケニア

ゾウの密猟の撲滅キャンペーンの一環として、ケニアで象牙を燃やすパフォーマンスが行われた。

象牙が人気で、密猟され続けているゾウ。
大型動物で個体数も小型動物より少ないだけに、影響も大きい。

今回燃やされたのは、象牙335本(168頭分)と象牙製品4万点強で合計5トン。5トンは過小評価な気がする。

というのも、象牙は一本20〜50kgくらいあるらしい。
335本あるから、象牙だけで5トン以上になる。

5トンというのは、概算なんだろうけど、とにかく多い印象。
密猟摘発も命がけだし、広大な大地だから今も密猟されているだろう。

そう考えると、いろいろヤバさを感じますね。。。

posted by エコる at 03:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 動植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月22日

大型捕食動物の重要性。アンブレラ種+キーストーン種ってこと

AFPの環境関連のニュース記事が興味深い。

論文内容を簡単に書くと、
「サメやライオン、オオカミといった大型捕食動物の個体数の世界規模での減少傾向が、地球の生態系全体に異常な変化を起こしている」ということ。

一言でまとめると、大型捕食動物は、アンブレラ種でありキーストーン種であるということだろう。
アンブレラ種は生態系の頂点に位置する種だけど、これまでアンブレラ種が絶滅しても生態系に大きな影響を及ぼすとは限らないとする説もあった。

普通に考えれば、生態系に大きな影響を及ぼすことがほとんどだと思う。
今回の研究は、それを実証、裏付ける貴重な研究でしょうね。

論文の筆頭著者のジェームズ・エステス(James Estes)教授のコメントが重要だ。
「科学者や資源保護の関係者は、主に下位から上に向かって生態系を検討してきたが、それでは非常に複雑な方程式の半分しか見ていないことになる」

たしかに!
でも、生態系自体が複雑なシステムだから、全体を把握するのは難しいし、
特に上位種の研究は中々大変な気がする。
個体数が少なかったりして、研究しにくいこともあると思う。

キーストーン種とアンブレラ種についてもまとめておこう。

キーストーン種:
生態系において、個体数が少なくても、その種が属する生物群集や生態系に及ぼす影響が大きい種のこと。食物連鎖の上位捕食者であることが多い。

キーストーン種の例:ラッコ
ラッコ減少→ウニ増加→ウニが海藻食べまくり→海藻激減→ウニ激減
ラッコの減少が生態系に影響を及ぼしている。

アンブレラ種:
エサの量など一定の条件が満たされる広い生息地(または面積)を、個体群を維持するために必要とする種のこと。生態ピラミッドの最高位に位置する消費者。アンブレラ種が生態系から失われた場合でも、その生態系に多大な影響を及ぼすとは限らない。

アンブレラ種の例:肉食哺乳類や猛禽類
posted by エコる at 02:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 動植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月20日

EU排出権取引価格上昇の理由

二酸化炭素等の温暖化ガスに関する排出権取引。
EUがかなり進んだ市場になっているが、取引価格が上昇している。

ドイツやイタリアやスイスなどが脱原発を進めていて、
CO2を出す電源が重視されてしまう(一時的に)状況なので、
取引価格が上がるのは、当たり前といえば当たり前。

そんな中、NTTデータ経営研究所が分かりやすいシナリオを
解説しているので、紹介する。続きを読む
posted by エコる at 06:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 温暖化緩和の取り組み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする